聖地への旅・・
身体に染み込んだ記憶を少し書き留めて
おきたいと思う
テニスを生業にしてから三十有余年
テニスの聖地へはいつか行きたいと
常に頭の中に思い描いていた
現役でまだ試合感があり身体も動く・・
そして社会的立場のタイミングが丁度良い2024年!!
妻も納得してくれて(ありがとう)、今しかないと行くことを決意
とは言え一人では心細い・・
37会の仲間におそるおそる提案したら
野田さんが手をあげてくれたんだ
嬉しかった・・
何回もコメダミーティングを重ね、ワクワク旅行行程が形になっていった
想像しながら思い描いて、二人であーでもないと話したことが楽しくてたまらなかったよ
成田からドーハ経由でイギリスへ
このパターンで挑戦している人達が他にいると思ったけど皆無だったから驚いた
この孤独感も中々だったなあ・・
ガトウィック空港からの初めての王国の地
さあ、どうする的な緊張感・・
何とかGoogleを頼りにホテルに着き安堵したよ!
観光はまず先ということで、ツアーコンダクターを専門にしている樹さんにお世話になった
自分達の雰囲気と融和していただき、とっても嬉しかったし、的確な案内で
分かりやすかったー感謝!!
どんよりとした曇り空が続く中、
圧倒的で重厚な建物の数々・・
大英帝国と言われる由縁が至る所に伺えた
ビッグベン、タワーブリッジの大きさやバッキンガム宮殿の煌びやかさは
教科書に載っていた写真そのものだった
ところ変われば全ての歴史も建物も違うんだなあとつくづく感じた・・
観戦チケットは現地で調達!
これも今回の大きなプロジェクトだった
世界から集まったテニスファンとのふれあいもあり、夜中から並んでの体力勝負も
意義あるものだった 疲れたけど・・
ウインブルドンの会場
「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」
とにかくこのクラブを一度見たかった
入場した瞬間・・不思議なフワーッとした感じを覚えている
聖地は美しく、全てが絵に書いたようだった
日本選手では、青山修子プロと西岡良仁プロの試合を観戦!
「写ってますよー・・」
NHKで放送されてたとは思いもしなかったから・・(和也、連絡ありがとう・・)
特に青山プロには帰りのフライトでもお会いでき、いろいろな話しをしていただいた
奇跡だったなあ・・
「継続」・・
大切にしてきた深い言葉は一生の宝物
これからもずっと応援する!と心に誓ったんだ
テニスは本当にワールドスポーツだ・・
世界各国から集まってきているファンが証明してくれた
プレーしている全選手がエリート!
全てのプレーが賞金に繋がっているリアル感も伝わってきた・・
ボールパーソンの少年少女たちの機敏な動き・審判スタッフの重厚な声・
コーチたちの選手を見守る視線・プレーヤーの作戦・立ち位置・緊張感・
クラブスタッフの落ち着き・会場全体の美しい植栽・芝の色・マレーhillのゆったり感
・雨からコートを守るエアドーム・・
今でも鮮明に心に生き続けている
野田さん・・
一緒に旅が出来たこと、本当にありがとう
23時頃まで明るくて調子良く飲んでて眠気と戦ったこと
バッグが地下鉄の改札で挟まってしまい焦ったこと
第1コートを取れば良かったかなあーって言う少しの後悔
持ち物検査でコンパクト椅子を回収されてしまったこと
帰りのハマド空港で取り残されそうになって全力で走ったこと・・などなど
思い出は尽きません 感謝の一言です!
残り少ないかもしれないが、眼と身体で得た貴重な経験をこれからのテニスライフに
大いに活かしていきたい
そして、世界は繋がっている
初めてのヨーロッパもそう感じさせてくれたんだ・・
夢を辿った
夢が叶った瞬間だった・・









